賃貸物件の空室対策はオーナーにとって大きな悩みのひとつです。
不動産業者に任せていればいいというわけでもなく、何もしなければ現状はかわらないどころか、悪くなっていく一方ということにもなりかねません。
そこで考えたいのが、女性目線のリノベーションです。
たとえば、女性の共通の悩みといえば収納問題です。
とはいえ、ただ収納を増やすだけでは魅力ある物件にはなりません。
おさえておきたいキーワードは二つで、散らかりやすいもの1位になることの多い衣類の収納、そして、散らかりやすい場所として上げられることの多い玄関の収納です。
それ以外については置き家具でも対処しやすいですが、衣類と玄関は住宅設備の対応が必要になります。
クローゼットは奥行き80cm、幅1.8m程度以上が理想で、内部はパイプと棚をつけておけば、あとは入居者が工夫して暮らせます。
玄関収納はいわゆる下駄箱でなく天井までのトール収納を取り付けておけば、女性はハイヒールやブーツなど靴の形状のバリエーションが多いので対応しやすいです。
かさ置き場も確保しておけば細やかな心遣いが感じられる住まいになり、家や箱を貸すのでなく、幸せな暮らしを提供するという発想が空室対策に必要なことです。